あなたは自動販売機で飲み物を買えますか?
僕だけだろうか。自動販売機で飲み物を買えない人は。
僕は自動販売機で飲み物を買うことを躊躇してしまう人間である。
例えば、500mlのアクエリアス。自動販売機で購入すると、一般的に150円ほどだろう。
150円。生活していくお金から考えると、大したことない金額である。
この金額をもったいないと思ってしまう性格なのだ。
たとえば、イオンやイトーヨーカドーなどのスーパーがあったとしよう。スーパーも目の前にある、自動販売機も隣にある。こんな時、僕は必ずスーパーを選んでしまう。
「スーパーで買ってもどうせ100円とかでしょ?」友人は僕によくこう言う。
たしかにそうだ。スーパーで買っても100円である。50円の差額しかない。
しかし...。"スーパーのほうが安い"という事実を知りつつ、スーパーが近くにあるにもかかわらず、自動販売機で買うとなったとき、僕の頭の中には"もったいない"と言う言葉で埋め尽くされるのだ。
もちろん、喉が渇いてたまらない。近くにスーパー・コンビニもないというときには自動販売機で買うこともある。けれど、どうしても自動販売機に抵抗があることに変わりはない。
僕のこのケチな性格はこんなところにも出てくる。あるものを購入し、他の店などに行った時に、そちらの店のほうが価格が低かったことを発見することがたまにある。
そのような時、僕はかなり後悔する。それが例え100円であったとしても、
後悔してしまうのだ。
そんな僕だが、高いものを購入するときはかなり慎重になるけれど、
「買っちゃえー!」というテンションになることもある。
変なお金の感覚が染み付いてしまった僕なので、この先の将来が心配でもある。