あなたの将来の夢はなんですか?

大学生になってから、というか大学生になる前からもよく聞かれるこの質問、自分の”夢”について。「何になりたいの?」「どんな人生設計なの?」「ちゃんと夢をもたなきゃ」なんてことを大人の人はよく口にする。僕は、自分の将来の夢があるが、夢というものを持たなくてもいいのではないかと日々思う。

 

小学校や中学校の文集に、みんなは"夢"を持って、もしくは僅かな希望を持って、形にする。サッカー選手、芸能人、パイロット、宇宙飛行士、お医者さん...などなど。昔は、特に小学生の頃は何にでもなれると信じていた。しかし、思春期を迎え、中学校を卒業し、高校、大学への道のりの中多くの人は自分の考えが甘いことに気づく。医者を例えにするなら、大学で医学部に入れなければ医者になることは難しいだろう。多くの人が、一番なりたかった夢を諦めて、次の夢を描くようになる。

 

今、大学生活を送っている中、僕の周りには「◯◯になりたい!」という夢を持っている人が少ない。(あまり僕と仲が良くなく打ち明けてないだけかもしれないが) とにかく、まだわからない。という人が多いのである。

 

「本当は◯◯になりたかったけどね、いまはココで働いてるんだよ。」

そういうサラリーマンも多いだろう。実際、夢が叶っている人のほうが圧倒的に少ない。でも、みんな社会に出ている。働いている。そこが僕は素晴らしいことだと思う。

 

今、夢がなくても将来なんらかの会社に就いて働くんだろうな。と多くの学生が考え、就活に挑む。それは、日本の逃れられない夢への入口でもあると僕は考える。

 

「あなたの将来の夢はなんですか?」

この質問は、同じ質問であったとしても小学生にするのと大学生にするのではわけが違うのだ。夢って、難しいね。と思うハタチのある1日だった。